稲生恒軒(読み)いのうこうけん

精選版 日本国語大辞典 「稲生恒軒」の意味・読み・例文・類語

いのう‐こうけん【稲生恒軒】

江戸初期の医家。名は正治。字は見茂。若水の父。医学を古林見誼に学び、淀藩主永井尚征に仕えた。慶長一五~延宝八年(一六一〇‐八〇

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「稲生恒軒」の解説

稲生恒軒 いのう-こうけん

1610-1680 江戸時代前期の医師。
慶長15年10月生まれ。医学を古林見宜にまなぶ。江戸で山城(京都府)淀(よど)藩主永井尚征(なおゆき)の侍医となり,寛文9年(1669)尚征の丹後(京都府)宮津への移封(いほう)にしたがう。晩年は生地大坂にかえり,延宝8年1月26日死去。71歳。遺著「螽草(いなごぐさ)」が長男の若水(じゃくすい)によって刊行された。名は屈顕,正治。字(あざな)は謙甫,見茂。

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