稲荷の杉(読み)いなりのすぎ

精選版 日本国語大辞典 「稲荷の杉」の意味・読み・例文・類語

いなり【稲荷】 の 杉(すぎ)

  1. 京都伏見稲荷大社境内にある杉。二月初午(はつうま)の日、参詣人はその枝を手折ってお守りにしたり、また、持ち帰って植え、枯れるか枯れないかによって、禍福を占ったりしたもの。験(しるし)の杉。
    1. [初出の実例]「いなりのすぎのあらはにみゆれば、明神御らむずらんに、いかでかなめげにてはいでん」(出典:大鏡(12C前)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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