禍福(読み)カフク

精選版 日本国語大辞典 「禍福」の意味・読み・例文・類語

か‐ふくクヮ‥【禍福】

  1. 〘 名詞 〙 わざわいとさいわい。不幸と幸福。
    1. [初出の実例]「安芸周防国人等妄説禍福。多集人衆」(出典続日本紀‐天平二年(730)九月庚辰)
    2. 「禍福道を同うし、盛衰掌をかへす」(出典:平家物語(13C前)七)
    3. [その他の文献]〔中庸〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「禍福」の読み・字形・画数・意味

【禍福】か(くわ)ふく

幸不幸。吉凶。〔荘子、庚桑楚〕身は槁木の枝の(ごと)く、心は死し。是(かく)のも亦た至らず、も亦た來(きた)らず、ること无(な)し。

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