稲荷大社(読み)いなりたいしゃ

旺文社日本史事典 三訂版 「稲荷大社」の解説

稲荷大社
いなりたいしゃ

京都市伏見区にある全国の稲荷社総本社祭神は宇迦之御魂 (うがのみたま) 神で,食物の神
正しくは伏見稲荷大社古代秦氏氏神として祀られたが,中世以降産業経済の守護神として民間に広く信仰されるようになった。全国に4万を数える分社がある。狐を神の使いとするのは,この神の別名「御饌津 (みけつ) 」を三狐と混同したためと考えられている。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の稲荷大社の言及

【伏見稲荷大社】より

…京都市伏見区に鎮座。伏見稲荷として知られ,単に稲荷大社ともいう。東に稲荷山を負い西に鴨川を控え,京都から伏見・淀方面に至る交通の要衝に位置する。…

※「稲荷大社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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