日本歴史地名大系 「稲葉川」の解説 稲葉川いなばがわ 大分県:直入郡稲葉川「日本書紀」景行天皇一二年条に「石室の土蜘蛛を襲って稲葉の川上に破りて、悉く其の党を殺す」とみえ、土蜘蛛を滅ぼす転換点となった整軍の地城原(きばる)も流域に含まれる。「日本書紀」では当川流域における土蜘蛛の滅亡に先んじて兵器(椎)となる海石榴樹の調達を行った海石榴市(つばいち)や、土蜘蛛の血の流れた血田(ちだ)の地名を稲葉川に続けて記述している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by