穀屋(読み)コクヤ

デジタル大辞泉 「穀屋」の意味・読み・例文・類語

こく‐や【穀屋】

穀物売買をする店。また、その人。
次男縁家えんかの―へ養子に行き」〈芥川・庭〉
穀物を収納したり保管したりする建物

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精選版 日本国語大辞典 「穀屋」の意味・読み・例文・類語

こく‐や【穀屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 穀物を収納したり保管したりする建物。穀物倉。
    1. [初出の実例]「石山寺建立、其外於高野、一切経蔵等、骨堂、穀屋以下作事」(出典高野山文書‐慶長一二年(1607)一二月一三日・諸寺諸社造営目録)
  3. 穀物を売買する家。また、その人。
    1. [初出の実例]「四十八夜があれば、こく屋の世話をやき」(出典:洒落本・風俗八色談(1756)四)
  4. 田舎まわりの芸人などの宿を引きうけること、また、その宿をいう、人形浄瑠璃社会の隠語。〔滑稽本・狂言田舎操(1811)〕

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