穂別町(読み)ほべつちよう

日本歴史地名大系 「穂別町」の解説

穂別町
ほべつちよう

面積:五四六・四八平方キロ

昭和三七年(一九六二)一月に勇払ゆうふつ穂別村が町制施行して成立。胆振支庁管内の最北東部に位置し、東は日高支庁沙流さる平取びらとり町、上川支庁勇払占冠しむかつぷ村、西は厚真あつま町、北は空知支庁夕張市、南は鵡川むかわ町に接する。町内北方は日高山系の外縁部に囲まれ、ハッタオマナイ岳(一〇二一・四メートル)がそびえ、山林地帯を形成する。鵡川が北から南に流れ、町の中央付近で穂別川を合流、流域肥沃な農耕地が続いている。町域の北側を国道二七四号(石勝樹海ロード)とJR石勝せきしよう線が通る。近世後期はユウフツ場所の一部で、かつては上ムカワ場所とよばれていた。明治二年(一八六九)八月の国郡画定により胆振国勇払郡に所属。同郡は同月に土佐高知藩の支配地となるが、同四年八月に開拓使の管轄に入る(地方沿革略譜)。同六年までに似湾にわん村・累標るべしべ村・穂別村・辺富内へとない村が成立。同一三年苫小牧村に勇払郡各村戸長役場が設置され、前記四ヵ村を含む勇払郡一六ヵ村を管轄した。同二二年苫小牧村に苫小牧村外十五ヶ村戸長役場が新設された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報