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鵡川 むかわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鵡川
むかわ

北海道南部,むかわ町南部の旧町域。太平洋に面する。 1953年町制施行。 2006年穂別町と合体して,むかわ町となった。地名はアイヌ語のムカッペツ (川尻が絶えず移動するところの意) またはムツクアツ (ツルニンジンの多いところの意) に由来。鵡川の下流域を占め,良質米を産する。西部は苫小牧東部大規模工業基地の開発地域に含まれ,開発が進められた。チップ材を中心とする木工場が多い。鵡川河口のシシャモ漁は有名。地域に伝わるアイヌ古式舞踊は国の重要無形民俗文化財に指定されている。

鵡川
むかわ

北海道中南部,夕張山地南端に発し,南西流して太平洋に注ぐ川。全長 135km。灌漑用水に利用され,下流の谷底平野は米作地域。

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デジタル大辞泉の解説

む‐かわ〔‐かは〕【鵡川】

北海道中南部を流れる川。日高山脈の狩振岳(標高1323メートル)に源を発し、むかわ町で太平洋に注ぐ。河口の干潟渡り鳥の中継地。長さ135キロ。

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世界大百科事典 第2版の解説

むかわ【鵡川】

北海道南部の川。幹川流路延長135km,全流域面積1270km2。日高山脈北部,上川,日高,十勝3支庁の境界付近に源を発し,夕張山地を流れて鵡川町で太平洋に注ぐ。上流部はトマム川と呼ばれ,占冠(しむかつぷ)村で双珠別川と合流して鵡川となる。中流部の夕張山地中では河谷が狭く,急崖が連なる赤岩青巌峡がある。下流の穂別町,鵡川町では広い沖積地と段丘面が発達し,水田が開けている。上流部には3ヵ所の発電所があり,下流部では,秋にシシャモ漁が行われる。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕鵡川(むかわ)


北海道南部、上川(かみかわ)総合振興局管内南部から胆振(いぶり)総合振興局管内東部を流れる川。1級河川(鵡川水系)。延長135km。流域面積1270km2。日高(ひだか)山脈北部の狩振(かりふり)岳西麓(せいろく)に源を発し、南流して勇払(ゆうふつ)平野東端部で太平洋に注ぐ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鵡川
むかわ

北海道中南部、胆振(いぶり)支庁(現、胆振総合振興局)管内にあった旧町名(鵡川町(ちょう))。現在は勇払(ゆうふつ)郡むかわ町の南部を占める地域。旧鵡川町は1953年(昭和28)町制施行。2006年(平成18)、勇払郡穂別(ほべつ)町と合併してむかわ町となる。旧町域は鵡川の下流域を占め、太平洋に臨む。JR日高(ひだか)本線、国道235号が沿岸を走る。日高振興局管内に接し、日高地方の色彩が濃い。1882年(明治15)山口県の移民により開拓が始まり、鵡川流域はしだいに耕地化された。夏は暑く、冬は積雪が少ない恵まれた気象条件、灌漑(かんがい)施設の整備などから鵡川の中流・下流域は肥沃(ひよく)な水田となり、胆振地方有数の米どころとなっている。段丘や台地には酪農地や競走馬生産の牧場がみられ、米の生産調整によるホウレンソウや花卉(かき)などの畑作も行われる。鵡川河口に漁港があり、秋のシシャモ漁で知られる。最盛期に漁家の軒先にシシャモを乾燥する簾(すだれ)が並ぶさまは壮観であるが、資源減少のため孵化(ふか)事業が行われている。苫小牧(とまこまい)東部工業地域の用水供給源として鵡川が重要視されたが、開発の停滞により同地域には苫小牧工業用水が供給されている。[奈良部理]
『『鵡川町史』(1968・鵡川町)』

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衣笠祥雄

[生]1947.1.18. 京都プロ野球選手。京都の平安高校時代,捕手として甲子園に出場。高校卒業後,1965年広島東洋カープに入団。内野手に転向し,1970年 10月 19日の対読売ジャイアンツ (...

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