穂谷村(読み)ほたにむら

日本歴史地名大系 「穂谷村」の解説

穂谷村
ほたにむら

[現在地名]枚方市穂谷二―三丁目・穂谷

生駒山地の西部延長部にあたる津田つだ山中、穂谷川が山地から出る谷口に位置する。交野かたの郡に属し、西は津田村、北は尊延寺そんえんじ村、東は山城国綴喜つづき郡と津田村の飛地。村内にも津田村の飛地があり三之宮さんのみや神社が鎮座する。永正一七年(一五二〇)正月晦日の氷室本郷穂谷来因之紀(三之宮神社文書)は、氷室ひむろ郷惣社三之宮神社の縁起を記したもので、氷室郷は穂谷・すぎ藤坂ふじさかしば・津田、傍示ほうじ(現交野市)を含むといい(「氷室郷穂谷氷室遺址権輿紀」同文書)、穂谷はその中心であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android