日本歴史地名大系 「穂谷村」の解説 穂谷村ほたにむら 大阪府:枚方市穂谷村[現在地名]枚方市穂谷二―三丁目・穂谷生駒山地の西部延長部にあたる津田(つだ)山中、穂谷川が山地から出る谷口に位置する。交野(かたの)郡に属し、西は津田村、北は尊延寺(そんえんじ)村、東は山城国綴喜(つづき)郡と津田村の飛地。村内にも津田村の飛地があり三之宮(さんのみや)神社が鎮座する。永正一七年(一五二〇)正月晦日の氷室本郷穂谷来因之紀(三之宮神社文書)は、氷室(ひむろ)郷惣社三之宮神社の縁起を記したもので、氷室郷は穂谷・杉(すぎ)・藤坂(ふじさか)・芝(しば)・津田、傍示(ほうじ)(現交野市)を含むといい(「氷室郷穂谷氷室遺址権輿紀」同文書)、穂谷はその中心であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報