積浦
つむうら
[現在地名]詫間町積
荘内半島の中央部北側に位置し、北西は箱浦、南は紫雲出山麓、北は瀬戸内海。寛永国絵図に浦名がみえ、庄内浦に所属。幕末に庄内村から分村したと考えられ、「西讃府志」によれば村の広さは東西五町四三間・南北二〇町四九間。波戸があり船泊に最も適し、加子は三〇戸。高一四五石余、反別は三〇町九反余、うち畑二五町九反余・屋敷七反余。家数一二三・人数五四〇、牛八五。漁船六。林一五町余、うち居林一三町余。池は三畝町池・宮前池など六、泉五。花御前祠、安養寺(現真言宗醍醐派)、十輪院(現真言宗善通寺派)などがある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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