穏座の初物(読み)おんざのはつもの

精選版 日本国語大辞典 「穏座の初物」の意味・読み・例文・類語

おんざ【穏座】 の 初物(はつもの)

  1. 果物野菜など盛りが過ぎる頃のものは、かえって、出はじめの初物のように珍重されること。物事の終わりが良いとき、老人が良いことや珍しいことをしたとき、また、知識芸能などが晩成であることなどにもたとえていう。終わり初物。
    1. [初出の実例]「花みればおんざの初(ハツ)遅桜重次〉」(出典:俳諧・鷹筑波(1638)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 はっ 実例 初出

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む