穴水駅(読み)あなみずのえき

日本歴史地名大系 「穴水駅」の解説

穴水駅
あなみずのえき

古代に能登国に存在した駅で、能登郡に属していた。一般には能登郡越蘇えそ(現七尾市)の次に位置し、奥能登丘陵を北上して鳳至郡三井みい(現輪島市)に連絡していたと考えられている。越蘇駅と穴水駅の距離は約三五キロもあるので、中間にもう一駅存在したとする説もある。なお「古事記」垂仁天皇段に、高志国の地名として「和那美之水門」がみえ、穴水駅の付近に津が存在していた可能性があり、海路によって加島かしま(現七尾市)珠珠正院すずしよういん(現珠洲市)と連絡していたとも考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む