穴部新田(読み)あなべしんでん

日本歴史地名大系 「穴部新田」の解説

穴部新田
あなべしんでん

[現在地名]小田原市穴部新田・おうぎ町六丁目

北・東端をかり川が流れ、北西穴部村、東は蓮正寺れんしようじ村、西は多古たこ村と接する。近世は小田原藩領。慶安三年(一六五〇)中曾根なかぞね村の伝左衛門が穴部村に接して芝地を開発した新田。正徳二年(一七一二)出水のため流地となり、村民は一時穴部村に移ったが、宝暦五年(一七五五)伝左衛門の曾孫与右衛門が再開発したという(風土記稿)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android