空中窒素の固定(読み)クウチュウチッソノコテイ

化学辞典 第2版 「空中窒素の固定」の解説

空中窒素の固定
クウチュウチッソノコテイ
fixation of atmospheric nitrogen

遊離窒素 N2 を生物学的,または化学的に利用しやすい窒素化合物にかえること.生物学的には根粒バクテリアや土壌バクテリアのはたらきにより,窒素固定が行われる.化学的の場合には空中窒素固定とよばれる.つまり,化学工業で空気中の窒素を分離して N2 原料とし,種々の窒素化合物を合成する.現在もっとも盛んなものは,アンモニア合成,石灰窒素製造と,これらを基本とした誘導品とシアン化物製造工業である.歴史的には,1785年,イギリスのH. Cavendish(キャベンディッシュ)が水分の存在下で電気火花実験により,空気中の窒素と酸素とから直接硝酸を合成したことにはじまり,電弧法,石灰窒素法(1898年,ドイツのA. FrankとN. Caroが発明),アンモニア合成法(ハーバー-ボッシュ法)と変遷をとげて現在に至っている.合成アンモニア工業は,空中窒素固定工業のなかで絶対的地位を占めている.[別用語参照]肥料窒素肥料

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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