空五倍子(読み)ウツブシ

デジタル大辞泉 「空五倍子」の意味・読み・例文・類語

うつ‐ぶし【空五子】

中空であるところから》「ふし(五倍子)」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空五倍子」の意味・読み・例文・類語

うつ‐ぶし【空五倍子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 白膠木(ぬるで)の枝や葉に寄生する一種油虫刺激によって生じたこぶ。多量のタンニンを含む。昔、喪服に、また、女性が歯を黒く染めるのに用いた。五倍子(ふし)は、中空であるところからこの名が生じた。五倍子。
  3. うつぶしいろ(空五倍子色)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android