空五倍子(読み)ウツブシ

精選版 日本国語大辞典 「空五倍子」の意味・読み・例文・類語

うつ‐ぶし【空五倍子】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 白膠木(ぬるで)の枝や葉に寄生する一種油虫刺激によって生じたこぶ。多量のタンニンを含む。昔、喪服に、また、女性が歯を黒く染めるのに用いた。五倍子(ふし)は、中空であるところからこの名が生じた。五倍子。
  3. うつぶしいろ(空五倍子色)」の略。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む