空海母(読み)くうかいの はは

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「空海母」の解説

空海母 くうかいの-はは

?-? 奈良-平安時代前期の女性。
讃岐(さぬき)(香川県)の阿刀真足(あとの-またり)の娘。佐伯田公(さえきの-たきみ)の妻。息子にあおうと女人禁制高野山にのぼるが雷鳴と火の雨のためはたせず,空海の用意した山麓(さんろく)の慈尊院にすみ,死後同寺の廟(びょう)にまつられたという。慈尊院は女人高野として知られる。通称は阿古屋御前,あこう御前,玉依御前。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android