空海母(読み)くうかいの はは

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「空海母」の解説

空海母 くうかいの-はは

?-? 奈良-平安時代前期の女性。
讃岐(さぬき)(香川県)の阿刀真足(あとの-またり)の娘。佐伯田公(さえきの-たきみ)の妻。息子にあおうと女人禁制高野山にのぼるが雷鳴と火の雨のためはたせず,空海の用意した山麓(さんろく)の慈尊院にすみ,死後同寺の廟(びょう)にまつられたという。慈尊院は女人高野として知られる。通称は阿古屋御前,あこう御前,玉依御前。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android