空臑(読み)カラズネ

デジタル大辞泉 「空臑」の意味・読み・例文・類語

から‐ずね【空×臑/空×脛】

すねをむき出しにすること。また、そのすね。からはぎ。
「尻からげの―が」〈里見弴・安城家の兄弟

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「空臑」の意味・読み・例文・類語

から‐ずね【空臑】

  1. 〘 名詞 〙 すねをあらわにすること。また、そのすね。からはぎ。からっすね。
    1. [初出の実例]「彼門外にもからすねを運ぶ事を堅く停止す」(出典:浮世草子・武道伝来記(1687)三)
    2. 「空臑(カラズネ)老爺は」(出典南小泉村(1907‐09)〈真山青果〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android