南小泉村(読み)ミナミコイズミムラ

デジタル大辞泉 「南小泉村」の意味・読み・例文・類語

みなみこいずみむら〔みなみこいづみむら〕【南小泉村】

真山青果小説自身農村での代診医としての経験もとに書いた農民小説。雑誌新潮」明治40年(1907)5月号に発表同作を表題作とする、連作短編小説集は明治42年(1909)刊。

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日本歴史地名大系 「南小泉村」の解説

南小泉村
みなみこいずみむら

[現在地名]郡山市富久山町南小泉ふくやままちみなみこいずみ

福原ふくはら村の東、阿武隈川東岸の河岸段丘に立地。北境をさくら川が西流し阿武隈川に合流する。中世田村庄のうち。応永二四年(一四一七)五月一日の浄祐譲状(青山文書)に「みなみこいつミ殿」とみえ、紀州熊野山本宮・新宮の旦那職を田村庄糠田侍従阿闍梨に譲渡している。永禄一一年(一五六八)七月吉日の熊野山新宮年貢(同文書)に、田村庄六六郷のうちとして「三段三百文 南小泉」、天正一四年(一五八六)一〇月一三日の熊野山新宮年貢帳(同文書)に「三段百五十 南小泉」とみえ、田村庄の庄園領主熊野山新宮に年貢を上納していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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