デジタル大辞泉 「空舟」の意味・読み・例文・類語 うつお‐ぶね〔うつほ‐〕【▽空舟】 大木をくり抜いて造った舟。丸木舟。うつろぶね。「―にいれて流されけるとぞ聞こえし」〈平家・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「空舟」の意味・読み・例文・類語 うつぼ‐ぶね【空舟】 〘 名詞 〙 =うつおぶね(空舟)[初出の実例]「ならひなかりしひしむたりしを、みめいつくしくかさりうつほふねに作りこめ、なみの上にをしあぐる」(出典:幸若・大織冠(室町末‐近世初)) うつお‐ぶねうつほ‥【空舟・虚舟】 〘 名詞 〙 大木をくりぬいてつくった舟。丸木舟。うつぼぶね。うつろぶね。[初出の実例]「さてかの変化(へんげ)の物をば、うつほ舟にいれてながされけるとぞ」(出典:平家物語(13C前)四) うつろ‐ぶね【空舟】 〘 名詞 〙 =うつおぶね(空舟)〔和漢船用集(1766)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例