窪田誠恵(読み)クボタ セイケイ

20世紀日本人名事典 「窪田誠恵」の解説

窪田 誠恵
クボタ セイケイ

明治〜昭和期の教育



生年
明治10(1877)年5月20日

没年
昭和4(1929)年3月6日

出生地
福井県南条郡堺村合波

経歴
明治39年朝鮮に渡り平安南道孟山郡の奥地私立光明学校を設立し、翌40年順川郡新倉に校舎移転し経営に当たる。大正11年公立普通学校と合併するまで同地で教育と養蚕牧畜普及尽力。養成した生徒は3千余名の多きに及んだ。一時朝鮮総督府の委嘱を受けて在満朝鮮人の教化指導のため満州に赴くが、のち京城に居を定め平安南道出身者の寄宿舎を設けてその監督に当たった。終生結婚せず、門下生青年を後継者とした。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「窪田誠恵」の解説

窪田誠恵 くぼた-せいけい

1877-1929 明治-昭和時代前期の教育者
明治10年5月20日生まれ。39年朝鮮にわたり,平安南道孟山郡に私立光明学校を設立し,翌年順川郡に校舎を移転。大正11年公立普通学校と合併するまで,同地で教育と養蚕・牧畜の普及につくした。昭和4年3月6日死去。53歳。福井県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android