窮谷(読み)きゅうこく

精選版 日本国語大辞典 「窮谷」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐こく【窮谷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 深い谷。ゆきづまった谷。
    1. [初出の実例]「空しく窮谷の底木として意の樹、花たえたり」(出典:海道記(1223頃)序)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公四年〕
  3. ゆきづまりの状態
    1. [初出の実例]「苟(かり)にも虚喝(ほら)なんぞは吹いた事なく、真地目で地位を得んと望んだからして、こんなに究谷(キウコク)に立到ったのだ」(出典:諷誡京わらんべ(1886)〈坪内逍遙〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「窮谷」の読み・字形・画数・意味

【窮谷】きゆうこく

奥深い谷。

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