虚喝(読み)キョカツ

デジタル大辞泉 「虚喝」の意味・読み・例文・類語

きょ‐かつ【虚喝】

[名](スル)虚勢をはっておどかすこと。からおどし。
怒濤暴風疾雷、閃雷は自然の―である」〈独歩空知川岸辺

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精選版 日本国語大辞典 「虚喝」の意味・読み・例文・類語

きょ‐かつ【虚喝】

  1. 〘 名詞 〙 虚勢をはり、他人をおどすこと。からおどし。
    1. [初出の実例]「右に挙るところの書目もあまねく是を読(よみ)て其の品題をなせるにもあらじ大半虚喝(キョカツ)しかいへるなるべし」(出典:授業編(1783)七)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐斉策・宣王〕

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普及版 字通 「虚喝」の読み・字形・画数・意味

【虚喝】きよかつ

恫喝。〔史記秦伝〕秦深く入らんと欲すと雖も、則ち狼(らうこ)し、韓・魏の其の後を議せんことをる。是の故に、恫疑驕矜(けうきよう)すれども敢てまず。

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