立て花(読み)たてばな

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「立て花」の意味・わかりやすい解説

立て花
たてばな

古立華ともいう。生け花の初期の写実的様式。供花,装飾花,挿花から,作品を重視し,花を挿す行為の法式化が成立した室町時代末,15世紀後半~16世紀前半の生け花。形態を真,行,草に分けるとき,伝統的な供花 (三具足の挿花) は真として規則を重視し,作品観賞の挿花は行,草として自由な創作を認めた。立て花の名手には同朋の立阿弥,文阿弥,寺僧の専慶 (→池坊 ) らがおり,当時の花道界を2分した。

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