挿花(読み)ソウカ

デジタル大辞泉 「挿花」の意味・読み・例文・類語

そう‐か〔サフクワ〕【挿花】

花を髪などに挿すこと。
花を生けること。生け花
[類語]華道生け花お花フラワーアレンジメント草花生花切り花盛り花押し花造花ドライフラワー花束ブーケ花輪レイ徒花あだばな無駄花初花国花県花名花梅花桜花菊花綿花菜の花落花

さし‐ばな【挿(し)花】

花をさすこと。生け花。

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精選版 日本国語大辞典 「挿花」の意味・読み・例文・類語

そう‐かサフクヮ【挿花】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 花を髪などにさすこと。
    1. [初出の実例]「挿花なるものは女子の頭に挿す所をいふ」(出典:骨董雑談(1725頃)中(古事類苑・遊戯一三))
    2. [その他の文献]〔梁簡文帝‐答新渝侯和詩書〕
  3. 花器花材をいけること。いけばな。
    1. [初出の実例]「いけ花といふを以て挿花といひ」(出典:骨董雑談(1725頃)中(古事類苑・遊戯一三))
    2. 「袁氏が挿花のみちをしたひ春の花秋の月にこころをなぐさめ給へしかば」(出典:俳諧・乙二七部集‐附録(1830‐44)上)

さし‐ばな【挿花】

  1. 〘 名詞 〙 花をさすこと。花をいけること。いけばな。〔骨董雑談(1725頃)(古事類苑・遊戯一三)〕

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普及版 字通 「挿花」の読み・字形・画数・意味

【挿花】そうか(さふくわ)

髪に花を挿す。宋・辛棄疾〔定風波、暮春漫興〕詞 少(わか)き日の春懷は、酒の濃(うま)やかなるに似たり を插(さ)し、馬を走らせ、千鍾

字通「挿」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「挿花」の意味・わかりやすい解説

挿花
そうか

草花を器に挿すすべての行為と,挿されたものの総称神仏への献供花,装飾花,花を称美するための挿花や生け花も含め,さらにフラワーデザインも加えて広範囲に用いられる。生け花は挿花の一部。なお生花 (せいか) 様式時代に,「挿花」と書き「いけばな」と読ませた例もあるが現在は区別されている。

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