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立法学 りっぽうがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

立法学
りっぽうがく

立法に関して法学,政治学,社会学などの観点から総合的に研究する学問。法政策学ともいう。主として立法の政策的妥当性,その実定化のための法技術を対象としており,たとえば,ある国の社会的政治的情勢において,ある法律が導入される場合,それが,社会的に,どのような利害得失を生み,どのような作用反作用を生むかを検討する。このような学問分野が生れた背景には,現代の社会では各種の集団の複雑な利益分化が起り,立法目的を効果的に達成するには社会の諸事象の経験科学的な認識が必要とされるからにほかならない。このようなことは法解釈学によってもなされてきたが,立法学の目的は,これをより深く歴史的,社会的連関においてとらえ,実定法の制定,改廃に寄与しようとするところにある。もっとも,いまだ体系的な学問として確立するにはいたっておらず,上記の立法政策,立法技術だけでなく,立法制度,立法過程をもその考察の対象に含める考え方などもみられる。

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