立石山遺跡(読み)たていしやまいせき

日本歴史地名大系 「立石山遺跡」の解説

立石山遺跡
たていしやまいせき

[現在地名]生名村

生名島の北端にある立石山頂(一三八・八メートル)にほぼ環状に列石を巡らせた弥生中期の高地性遺跡がある。この環状列石のほぼ中心に立石があり、他は巨岩が卓状に配され、これら巨岩の裾辺からは弥生中期の土器片や石鏃などが多く出土し、また周辺の傾斜面にある巨岩の陰にも貝殻残滓や土器片などが見いだされる。

この遺跡は東北側の長崎瀬戸だけでなく、四周の水道を見下ろして、その交通と運輸とを制しうる所にあり、また真南には石鎚いしづちの霊峰を拝するかのような巨石の配置もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む