日本歴史地名大系 「立谷村」の解説 立谷村たちやむら 福島県:相馬市立谷村[現在地名]相馬市立谷東流する日下石(につけし)川の北岸平坦地に位置し、南に枝郷赤木(あかぎ)村がある。東の日下石村との境を浜街道が北上し、馬場野(ばばの)村と成田(なりた)村の境に入る。明暦二年(一六五六)赤木村を分村したとされる(相馬藩政史)。天保郷帳に「古者 立谷村・赤木村・樋口新田三ケ村」と注記される。天文七年(一五三八)の段銭古帳に宇多(うだ)庄のうちとして「たちや」とみえ、段銭一五貫一〇〇文とある。総士禄高調の文禄二年(一五九三)の項などによると、立谷越前守が住み、采地五一貫一五文を有している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by