日本歴史地名大系 「竜岩寺」の解説 竜岩寺りゆうがんじ 大分県:宇佐郡院内町大門村竜岩寺[現在地名]院内町大門大門(だいもん)の竜岩寺入口から右折して小渓を登ること一キロの地点にある。清浄山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。同寺に保存されている享保二〇年(一七三五)に作られた木版二枚の略縁起によれば、天平一八年(七四六)行基が宇佐宮に参籠の際、竜女に導かれて大門村仙人(せんにん)窟に至り、当山の守護神万力坊の援助を受け、午の宮の楠の大木を伐り一木三体の仏像を一夜のうちに彫刻し、観音像をも刻もうとしたが鶏が暁を告げるに及び中止し、この地を一大祈願所となしたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by