竪樋(読み)タテドイ

デジタル大辞泉 「竪樋」の意味・読み・例文・類語

たて‐どい〔‐どひ〕【××樋/縦×樋】

屋根から地面へ垂直方向に取り付けた樋。
め池の堤に縦に設けて用水を引く尺八形をした樋。穴をいくつかあけ、穴栓を上下させて水量を調節する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「竪樋」の意味・読み・例文・類語

たて‐どい‥どひ【竪樋・縦樋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 屋根の雨水地上に流すため、軒樋に垂直に取りつけた樋。たてどゆ。
    1. [初出の実例]「あの竪樋(タテドヒ)の音に負けぬやうにと」(出典:そめちがへ(1897)〈森鴎外〉)
  3. 溜池(ためいけ)の堤に縦に伏せて用水を引く、尺八の形をした樋。ふつう、地面に埋めてあり、直径一〇センチメートルぐらいの穴を四つ五つあけておき、栓(せん)をつけ、水の増減によって、栓を上下させて水量を調節するようになっている。〔地方凡例録(1794)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む