精選版 日本国語大辞典 「竪矢の字」の意味・読み・例文・類語 たて‐やのじ【竪矢の字・立矢の字】 〘 名詞 〙 御殿女中や近代の少女の帯の結び方。背中に肩から斜めに「や」の字をたてにした形に結ぶもの。寛政(一七八九‐一八〇一)の頃、歌舞伎俳優二世瀬川路考(菊之丞)創案のやの字の変形結び。竪矢の字〈偐紫田舎源氏〉[初出の実例]「御殿育(そだち)の物堅ひ、操の帯のたてやの字」(出典:人情本・英対暖語(1838)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例