端切(読み)はしきれ

精選版 日本国語大辞典 「端切」の意味・読み・例文・類語

はし‐きれ【端切】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はしくれ(端━)
    1. [初出の実例]「蜜柑の皮や駄菓子の端切れの散らかってゐるのが」(出典:牛部屋の臭ひ(1916)〈正宗白鳥〉二)
  3. はしくれ(端━)
    1. [初出の実例]「限り理想の端切(ハシキレ)には相違なく」(出典普賢(1936)〈石川淳〉八)

は‐ぎれ【端切】

  1. 〘 名詞 〙 裁ち残りの布切れ。はんぱな布切れ。はしぎれ。
    1. [初出の実例]「間口一間の低い軒先きに、色とりどりの端切れがつるされていた」(出典:私の浅草(1976)〈沢村貞子〉こぎれやさん)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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