端反(読み)はそり

精選版 日本国語大辞典 「端反」の意味・読み・例文・類語

は‐そり【端反】

〘名〙 (「はぞり」とも)
器物先端が反りかえっていること。
洒落本・風俗八色談(1756)二「端反(ハゾリ)の笠を額に被り」
口端少し反った大形の鍋。愛知地方でいう。
※三とせの春は過ぎやすし(1973)〈杉浦明平〉一「こんろにかけたはそりにまずヘットと塩と味の素とをぶちこみ」

はた‐ぞり【端反】

〘名〙 茶わん、鉢などの縁が外側波頭の形にそりかえったもの。はぞり。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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