端和村(読み)はしわむら

日本歴史地名大系 「端和村」の解説

端和村
はしわむら

かば御厨に属する中世の郷村で、近世橋羽はしわ村に比定される。橋輪とも記された(元亀三年一一月一日「武田家禁制」妙恩寺文書)。明徳二年(一三九一)頃の蒲御厨年貢公事銭注文写(東大寺文書)に端和村とみえ、定麦三石二斗余・定豆四石五斗余、定役一〇貫四二文を負担した。応永二九年(一四二二)閏一〇月一〇日の蒲御厨収納帳(同文書)によると当村は年貢を七回納めている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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