見世女郎(読み)ミセジョロウ

デジタル大辞泉 「見世女郎」の意味・読み・例文・類語

みせ‐じょろう〔‐ヂヨラウ〕【見世女郎】

上方遊郭で、遊女階級の下等のもの。店先格子の中に座って客を引いた。端女郎はしじょろう
江戸吉原の遊郭で、張見世に出た女郎

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精選版 日本国語大辞典 「見世女郎」の意味・読み・例文・類語

みせ‐じょろう‥ヂョラウ【見世女郎】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上方の遊郭で、格子の内から客を招いた下級の遊女。端女郎(はしじょろう)
    1. [初出の実例]「かへ名をけちとも、ひうちとも、山家とも、見世女郎とも、つぼね女郎とも」(出典:浮世草子・好色床談義(1689)五)
  3. 江戸、吉原の遊郭で、張見世に出る女郎。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

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