端子電圧(読み)たんしでんあつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「端子電圧」の意味・わかりやすい解説

端子電圧
たんしでんあつ

発電機電池負荷などの端子に発生する電圧をいう。発電機、電池の場合、端子電圧をE、通過する電流I内部抵抗R、内部誘起電圧をE0とするとEE0RI関係がある。すなわち、端子電圧は、電流が流れることによって、内部誘起電圧(発電機や電池が有する電圧)より小さくなる。また負荷の場合、負荷で消費される電力WWEIの関係がある。たとえば100ボルト、20アンペアの場合、2000ワットとなる。

[松田高幸]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「端子電圧」の意味・わかりやすい解説

端子電圧
たんしでんあつ
terminal voltage

2つの端子を有する任意の回路を二端子といい,二端子や電源,電池などの装置の端子間に現れる電圧を端子電圧という。電源などの端子間に負荷がつながれていないとき現れる端子電圧を開放電圧といい,これに負荷を接続すると電流が流れ,電源側など端子間の内部抵抗のために端子電圧は下がる。

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