内部抵抗(読み)ナイブテイコウ

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精選版 日本国語大辞典 「内部抵抗」の意味・読み・例文・類語

ないぶ‐ていこう‥テイカウ【内部抵抗】

  1. 〘 名詞 〙 発電機、電池、電流計、電圧計などの機器の内部に存在する電気抵抗。〔電気工学ポケットブック(1928)〕

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化学辞典 第2版 「内部抵抗」の解説

内部抵抗(電池の)
ナイブテイコウ
internal resistance

実用電池の特性の一つ.電池を外部抵抗Rで短絡したとき電流iが流れ,端子電圧が電池の可逆電圧Eより小さい電圧Vを示すとき,次式で表す量を内部抵抗rとよぶ.

この電圧降下(EV )は,電池のオーム的内部抵抗 r0 による ir0 降下のほかに,電極界面における分極を含んでいる.そのため,このようにして求めた内部抵抗は,iの(あるいはRの)大きさに依存する.すなわち,見掛けの内部抵抗であるが,簡便に電池特性を評価するのに用いられる.電池の真の内部抵抗は,電池の交流インピーダンスの周波数無限大への外挿値から得られる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内部抵抗」の意味・わかりやすい解説

内部抵抗
ないぶていこう
internal resistance

電池や発電機や真空管など起電力を有する能動素子自身がもつ抵抗を普通はいうが,電流計や電圧計などの受動素子が内部にもつ抵抗も内部抵抗という。前者の場合,内部抵抗を r とし外部に抵抗 R をつないだとき起電力 E によって流れる電流を I とすれば ErIRIV となる。 V はこれら素子の2つの出力端子間の電圧である。

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