端張る(読み)ハタバル

デジタル大辞泉 「端張る」の意味・読み・例文・類語

はた‐ば・る【端張る】

[動ラ四]
幅が広くなる。広がる。
青鈍あをにび指貫の―・りたる、白き衣ども」〈春曙抄本枕・一〇六〉
大きく構える。威張る。
執権の威を―・り」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記

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精選版 日本国語大辞典 「端張る」の意味・読み・例文・類語

はた‐ば・る【端張】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 物の幅が広くなる。広がる。
    1. [初出の実例]「青鈍の指貫のはたはりたる」(出典:能因本枕(10C終)一二四)
  3. 大きく構えていて威勢がある。勢力がある。のさばる。いばる。
    1. [初出の実例]「太く逞しくこたへ馬のはたばりたる逸物なり」(出典:源平盛衰記(14C前)三六)

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