端折傘(読み)つまおりがさ

精選版 日本国語大辞典 「端折傘」の意味・読み・例文・類語

つまおり‐がさつまをり‥【端折傘】

  1. 〘 名詞 〙 傘の骨の端を中へ折りまげた長柄の持傘。公家参内をはじめ、外出の際に、袋に納めて傘持ち従者に持たせるのを例とした。つまおり。つまおりたてがさ。
    1. 端折傘〈久能寺経〉
      端折傘〈久能寺経〉
    2. [初出の実例]「今世朱の爪折傘を貴人の所用とす」(出典:随筆・守貞漫稿(1837‐53)二七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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