競牡丹(読み)くらべぼたん

精選版 日本国語大辞典 「競牡丹」の意味・読み・例文・類語

くらべ‐ぼたん【競牡丹】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ぼたんが花の盛りの美を競っていること。転じて、一般に華麗な姿を競っていること。
    1. [初出の実例]「『濡れにぞ濡れし彼の君と』『くらべ牡丹(ボタン)風俗は』」(出典:歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)大詰)
  2. [ 2 ] 一中節の曲名吉原での不破名古屋の鞘当などの伊達風俗をうたった曲。作者年代不詳。〔安愚楽鍋(1871‐72)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 ボタン 名詞 実例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android