竹原書院跡(読み)たけはらしよいんあと

日本歴史地名大系 「竹原書院跡」の解説

竹原書院跡
たけはらしよいんあと

[現在地名]竹原市竹原町

旧市街地の本通りにあり、頼春水・春風兄弟が師の塩谷道碩の旧宅を郷塾としたもの。神辺かんなべ(現深安郡神辺町)菅茶山と親しく交際した春水が立案し、春風と町年寄小倉屋藤左衛門の尽力で寛政五年(一七九三)二月四日開講式をあげ、春風が講師となった。竹原書院の命名は春水らしく、揮毫した扁額が掲げられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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