竹本綱吉(読み)タケモト ツナキチ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「竹本綱吉」の解説

竹本 綱吉(4代目)
タケモト ツナキチ


職業
女義太夫

本名
河合 勝(カワイ カツ)

別名
前名=竹本 綱昇

生年月日
明治38年 3月18日

出生地
京都府 京都市東山区

経歴
大正元年3代目竹本綱吉に弟子入り。9歳で伏見稲荷大社御旅所で初舞台を務め、7年から綱昇を名乗る。12年吉本興業が主催した女浄瑠璃師の人気投票で第1位を獲得。以来8年間にわたって1位を獲得するなど、大正の女義太夫全盛期を代表する花形となった。また、女義太夫としては初めて松竹と専属契約を結ぶ。昭和13年4代目綱吉を襲名。23年京都市の安井金比羅宮に竹本綱吉浄瑠璃道場を開設、後進の指導に当たった。平成2年芸道80年を迎え、励ます会が催された。14年“現役最高齢の弾き語り”としてギネスブックに認定された。

受賞
京都府文化賞功労賞〔平成3年〕

没年月日
平成20年 8月8日 (2008年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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