竹沢藤治(読み)たけざわ とうじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「竹沢藤治」の解説

竹沢藤治(2代) たけざわ-とうじ

?-? 江戸時代後期の曲芸師。
従来曲独楽(きょくごま)に水芸からくり人形をくわえる。天保(てんぽう)15年(1844)子の万治(3代藤治)とともに江戸西両国広小路に見世物小屋をたてて興行し人気をよぶ。その後上方を巡業し,嘉永(かえい)元年江戸にもどって梅升と改名した。

竹沢藤治(3代) たけざわ-とうじ

?-? 江戸時代後期の曲芸師。
2代竹沢藤治の子。嘉永(かえい)2年(1849)3代を襲名し,江戸西両国広小路で披露興行をおこなう。曲独楽(きょくごま)と水中早がわりなどをくみあわせ評判となり,7ヵ月間連続興行の大当たりをとった。初名は万治。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の竹沢藤治の言及

【見世物】より

…また福招きの人形として知られる〈叶(かのう)福助〉の流行にのって,文化1年(1804)春には,生福助の見世物が最も人気があった。幕末には,竹沢藤治の曲独楽や早竹虎吉の軽業の類が,歌舞伎の所作事の振(ふり)を取り入れて〈高小屋物〉と称して,見世物の第一等の地位を占めた。 明治時代になると,力持,女角力,足芸,猿芝居,ろくろ首,化物屋敷などの従来のもののほかに,西洋から輸入した玉乗り,曲馬,魔術などが加わった。…

※「竹沢藤治」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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