曲独楽(読み)キョクゴマ

デジタル大辞泉 「曲独楽」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ごま【曲独楽】

寄席演芸で、大小独楽による曲芸元禄(1688~1704)ごろの博多曲独楽に始まる。

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精選版 日本国語大辞典 「曲独楽」の意味・読み・例文・類語

きょく‐ごま【曲独楽】

〘名〙 大小の独楽を操って演じる曲芸。こままわし。《季・新年》
浮世草子傾城色三味線(1701)京「九州より独楽廻しの小人のぼりて、四条川原の小芝居にて、さまざまの曲(キョク)ごまをまはし」

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日本文化いろは事典 「曲独楽」の解説

曲独楽

曲独楽〔きょくごま〕とは、江戸時代に考案された曲芸用の独楽のことです。大小の独楽を使って、独楽を扇子に乗せたり、綱渡りをさせるといった、様々な曲芸を披露する寄席演芸として、元禄(1688〜1704年)ごろに博多で生まれました。

出典 シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について 情報

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