精選版 日本国語大辞典 「竿金」の意味・読み・例文・類語 さお‐がね さを‥【竿金】 〘名〙① 中世末から近世初期に使用された金貨または銀貨。細長い棒状のもので、必要に応じて切って用いた。※続近世畸人伝(1798)四「銀の竹流しといふ細き針がねの様して、八寸ばかり有り〈略〉通称はさをがねといふよし、形のかはれるも有るにや」② 江戸時代、金銀貨幣の鋳造所であった金座または銀座で、規定の品位にした棒状の地金。金の場合にさおきん、銀の場合にさおぎんといわれることもある。※雑俳・俳諧觿‐二九(1828)「さを金で見ては黄金尊くなし」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報