笙の笛(読み)ソウノフエ

デジタル大辞泉 「笙の笛」の意味・読み・例文・類語

そう‐の‐ふえ〔サウ‐〕【×笙の笛】

しょう」に同じ。
横笛はみづから、―は弾正の宮」〈宇津保・蔵開上〉

しょう‐の‐ふえ〔シヤウ‐〕【×笙の笛】

しょう」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「笙の笛」の意味・読み・例文・類語

しょう【笙】 の 笛(ふえ)

  1. しょう(笙)
    1. [初出の実例]「しゃうのふえを奉り給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)
  2. 玩具一種。笙を簡略化した笛。
    1. [初出の実例]「稚子様がたへは愛らしう笙のふえを上ませう」(出典:虎寛本狂言・素襖落(室町末‐近世初))

そう【笙】 の 笛(ふえ)

  1. しょう(笙)
    1. [初出の実例]「琵琶式部卿の宮、箏の琴左の大臣、中務の宮に和琴、兵部卿の宮さうのふえ、中納言の横笛、権中納言大篳篥(ひちりき)と合せて遊ばす」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)

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