笠井新田村(読み)かさいしんでんむら

日本歴史地名大系 「笠井新田村」の解説

笠井新田村
かさいしんでんむら

[現在地名]浜松市笠井新田町・笠井上町かさいかみまち

笠井村の西および北側を占める。安間あんま川の水源となる湧水地で、天竜川の旧河道に囲まれている。先祖鈴木権太夫由来(葛西家文書)は、天正元年(一五七三)河西新田という郷名で一村となり当時の人数は三一人と伝えている。松平忠頼領郷村帳では高三二三石余、田二三町余・畑一七町四反余。元和五年(一六一九)には幕府領(池田川西代官所高帳)正保郷帳では幕府領で、田二一七石余・畑一〇六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android