笠石神社(読み)かさいしじんじゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「笠石神社」の意味・わかりやすい解説

笠石神社
かさいしじんじゃ

栃木県大田原市にある神社那須直韋提 (なすのあたいいで) をまつる。徳川光圀の命により,文武4 (700) 年に建立された那須国造の直韋提の石碑 (→那須国造碑 ) を神体として元禄4 (1691) 年に設立された。石碑は花崗岩で,19字詰め8行にわたり 152字の銘文が記され,国宝に指定されている。なお,銘文は『奈良遺文』に「那須国造碑」として収載されている。例祭は3月 15日。

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世界大百科事典(旧版)内の笠石神社の言及

【那須国造碑】より

…栃木県那須郡湯津上村大字湯津上の笠石神社境内にある古碑で,700年(文武4)に没した那須直韋提(なすのあたいいで)の頌徳碑。長らく草むらの中に埋没していたが,1676年(延宝4)僧円順,庄屋大金重貞らによって発見され,83年(天和3)徳川光圀の知るところとなり世に現れた。…

※「笠石神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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