20世紀日本人名事典 「笠置山勝一」の解説
笠置山 勝一
カサギヤマ カツイチ
- 生年
- 明治44(1911)年1月7日
- 没年
- 昭和46(1971)年8月11日
- 出生地
- 奈良県郡山町(現・大和郡山市)
- 本名
- 仲村 勘治
- 別名
- 年寄名=秀の山 勝一(ヒデノヤマ カツイチ)
- 学歴〔年〕
- 早稲田大学専門部政治経済科卒
- 経歴
- 早大相撲部から出羽ノ海部屋に入り、インテリ力士として昭和10年代の角界に人気を得た。昭和7年2月場所初土俵、10年5月場所新入幕、20年11月場所後引退。幕内成績134勝139敗。最高位は関脇で大学出身者第1号。押し、寄りの相撲だが、非力のため、ひねり、足くせを研究して合理的な相撲で弱点をカバーした。引退後、年寄・秀の山を襲名し、日本相撲協会の理事として経営に参画。また文章に秀で、現役時代から相撲評論、随筆、小説を書いた。著書に「相撲三国志」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報