笠菅(読み)カサスゲ

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「笠菅」の意味・読み・例文・類語

かさ‐すげ【笠菅】

  1. 〘 名詞 〙 カヤツリグサ科の多年草。高さ約一メートル。日本を含むアジア北東部一帯に広く分布し、池沼、川岸の湿地帯に群生する。水田などで、栽培されることもある。根茎は太く、泥中をはう。茎は三角柱状で直立する。葉は根元から叢生(そうせい)し、茎と等長で幅四~八ミリメートル、堅く鋭い。初夏茎頂に長さ五~八センチメートルの紫褐色の雄穂を一つ、その下に長さ三~一〇センチメートルの緑褐色の雌穂を三~六個側生する。葉を乾かして、みの、すげがさなどを作る。みのすげ。すげ。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「笠菅」の解説

笠菅 (カサスゲ)

学名Carex dispalata var.dispalata
植物。カヤツリグサ科の多年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む