第二次集団(読み)だいにじしゅうだん

大辞林 第三版の解説

だいにじしゅうだん【第二次集団】

特定の利害や目的のため、人為的・意図的に組織された集団。学校・組合・企業・政党・国家など。構成員の間接的な接触、機能的な視点からの構成などを特色とする。 → 第一次集団

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

第二次集団
だいにじしゅうだん
secondary group

一定の法律や規則に基づいて、一定の目的を私情や私益をさしはさまずに目的合理的に追求する機能集団第一次集団primary groupに対置して用いられる概念。第一次集団の概念は、アメリカの社会学者クーリーによって提示されたものであるが、それとの対比で第二次集団という概念が用いられるようになった。
 第一次集団における人間結合が感情や全人格的関係に基づくのに対して、第二次集団での人間結合は合理性と没私情的関係に基づく。すなわち第二次集団においては、人間関係はあくまでも仕事のうえでの関係であり、したがってできる限り私情や感情を抑えるという意味で没人格的関係である。このような関係は、フォーマルな規則に基づく行為によって保証される。集団規模が大きくなり、集団を組織に基づいて合理的に運営しようとすれば、その集団における人々の関係は私情をさしはさまない第二次的関係にならざるをえない。しかし、第二次集団のうちに第一次集団が派生してくるのが現実である。[佐藤慶幸]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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